私は秋桜

祖母が好きだった

私は、おばあちゃんっ子だった　

小学校に上がる前、両親は離婚した

父親に、とても愛されていた私。

幼い記憶に残ってる

父親がどうしても私だけ引き取りたい、と

離婚の原因は、父の浮気

大人になった今となっては

浮気の原因も母にあったんだろうな

とか、大人の解釈が出来たり出来なかったり

離婚の原因がそんなもんだから

母は私を手放すはずがない

妹弟もいたからバラバラにしたくないと

かなり揉めたらしい

そんな渦中は

父と母にとても気を遣っていた自分

父に

「お父さんのとこに行くって言うんだよ」

うどん屋さんで言われた

父の私への思いを受け入れ

その時覚悟を決めた

と同時に罪悪感が残った

そんな覚悟をしたのに

父は次の日から居なくなった

そこが私の人間不信のはじまり

そして毎日泣く母

アルコール依存になり

私がみんなを守らなきゃ　　

と、覚悟を決めた

そして

寂しいと言う言葉を

封印する覚悟を決めた

　

庭の黄色南天

もう冬だね